次 目 橋本大ニ郎 兄が生きた年月をもう超えた 加藤廣 死刑判決「執行猶予中」の我が身 養老孟司 神は詳細に宿る 小島慶子 死ぬのが怖くて仕方がない 矢野誠一 妻のいない日々 高田明 人の死はその人のものではない 橋本ム 体を使いきって死ぬ 人生を謳歌する自死をした哲学者の話浅羽通明 最果タヒ“ 軽薄なきみでいて 坪内祐三 厄年にサイボーグになってしまった私 玄侑宗久 「往く」のではなく「還る」 中川淳一郎 「仕事ごとき」で身を滅ほすな 徳岡孝夫 老人は「気兼ね」ばかり 特集 〔表紙写真」 広瀬達郎 東京都 〔扉〕天牛高木亮・ 居酒屋チェコ亭 レンジタンドリーチキン オガワチェコ・ デサイン : : : 大野リサ + 川島弘世 目次・特集扉写真提供 : : : 時事通信社

自衛官の「戦死」を受け入れる覚悟があるか福本出 澤田正道 特攻隊の映画を撮って 古市憲寿 死が曖昧で不可視な時代 佐々涼子 体はせんぷ知っている 欧州を徘徊する「懐疑主義」という妖怪木村正人 「英国残留」ならむしろは崩壊していた広岡裕児 芦崎康太 ダッカ・テロ事件「紙一重」の恐ろしさ 春原剛 ヒラリーが嫌われる「四つの理由」 米大統領選の鍵を握る「ミレニアル世代」横江公美 藤本順一 4 香川俊介元財務事務次官の遺言 シリース奈落の子供たち 特別養子縁組で「母と子」を救う 石井光太 2016.8 August 動拡散する「イスラム・テロ」 アメリカ「衆愚の選択 英国離脱の衝撃 1 18 1 12 108 126 〔巻頭随筆〕風が時間を 徳岡孝夫 人間関係愚痴話 曽野綾子 冖記者匿名座談会〕 記者たちが期待する 都知事選の「大波乱」 = 一を事イ。

目次 ソ連の背信こそ 原爆投下の元凶だった 清水潔 犯人よ、聞いてくれ 小田嶋隆 人生が一一度あれば 野田正彰 舛添問題で考える「東京都知事の仕事」 板垣真理子 = キ = ーバとカナリア諸島の不思議な関係 トラック・ドライバー時々戦場ジャーナリスト桜木武史 茂木誠 「富の再分配」が世界史を動かす 鎌田浩毅 知られざる白頭山大噴火の可能性 ′インべ シャパと刑務所を往復した伝説の女スリ歳の半生 カヲリ☆ シリーズ日本を修繕する 稲泉連 「仏像修復」から地域社会を再興する 第引回ヤマザキマリとり・みき プリニウス 真山仁 オペレーション N 第回 新資料発掘 歴史巨編ー 巨弾連載小説 ! 横山ゆかりちゃん誘拐事件年 有馬哲夫 178 156 236 94 136 142 月刊サクラセプス囮 ◆ 5 年ごしの夢「最終章」の戦いへ 生島淳 スポーツ指導者たちの 「人を育てる」流儀 3 ◆大矢明彦の「意識改革」術 黒井克行 国道者 3 ◆日本一の「つづら折れ」 日光いろは坂 佐藤健太郎 イマイマイズム見聞録 ◆矢追純一セミナー「宇宙塾」 今井舞 243

中国亡命漫画家囮人民解放軍の内幕 ( 下 ) 辣椒 あなたの八月は 野坂暘子 うそっき野坂昭如との日々泣き笑い圈 いつも一人 保阪正康 昭和史の人間学団わろき者 適菜収 だからあれほど言ったのに団無知とデマで 女系図でたどる驚きの日本史 大塚ひかり ロ紫式部も清少納言も一系図に収まる平安時代 杉山隆男 兵士に聞けふたたび回災害派遣になると燃える 隠蔽される主任教授 平山周吉 江藤淳は甦える囮「 西脇順三郎の名前 川本三郎 「男はつらいよ」を旅する囮「さくら」も旅する オガサワラヒメミズーロ 月上禾人 鳥類学者の優雅で過酷な日々ナギドリ録 日本のビヨーキ 里見清一 ・囮人の行動を決めるもの誤解について 片山杜秀 水戸学の世界地図囮飄せ 佐伯啓思 4 反・幸福 R 年代の社会転換 人魚の正体、知っていますか 市川光太郎ビートたけし 2016.8 August 達人対談 話題沸騰 ! ジュゴンの達人 256 308 282 294 356 350 250 246 342 286 274 264 148 〔切り絵パロディ〕 贋作名画大全 高木亮・ 〔 R. e V 一 e W BOOK•• CINEMA••・ EXHIBITION•• TV l)eepe 「一村上和彦・・ = ・・ = 朝 読書日記一渡部潤一 インタビュー一大西康之 323

たしてあるのだろうか。現実をみれば、努力を放棄するわけにはいかない。そしったのか。徹底した市場競争中心の社会 これは苦しいといわざるをえないであろて、もしその努力が音味をもっとすれば、であった。年代以来、今日に至るまで、 それは、古代ギリシャ以来のきわめて伝国を、いや、今日では世界全体を支 しかし、それでもそういうものがなけ統的な贈へと回帰することだ、とベル配しつつあるのは、市場原理主義なので ある。ベルの公共計画はどこかへ吹き飛 れば、社会という巨大船はどこに向かつは述べるのである。 て航海するのかも不明であろう。とすれこの書物が日本で翻訳されたころ、アんだ。市場競争こそがすべてであり、効 ば、政治というものが成立するためには、メリカはスタグフレーションに陥り、世率性である、ということになった。ベル 何か共同社会にとってよきものがある、界は同時不況に襲われていた。私は、きはいったい間違っていたのか。それとも、 と想定しなければならない。政治哲学がたるべき時代は、ベルの述べたような専時代が間違っているのか。これはな 必要とされるのである。よきものとは何門的知識を公共的に活用する「情報・知難問である。そのことを改めて考えてみ たい。 ートスとは何か、それに識社会」であろうと漠然と考えていた。 か、政治のエ しかし、実際にやってきたものは何だ 「公共的美徳」とは何か。それを求める 0 8 月号 2016 第 35 巻第 8 号・通巻第 412 号 平成 28 年 8 月 18 日発行 ( 平成 28 年 7 月 19 日発売 ) ( 禁無断転載 ) 特別定価 920 円 編集兼発行者 三重博一 発行所 株式会社新潮社 〒 162-8711 東京都新宿区矢来町 71 電話 [ 編集 ] 03-3266-5445 [ 営業 ] 0 タ 3266-5111 印刷者 北島義俊 印刷所 大日本印刷株式会社 ◎ 2016 SHINCHOSHA Printed ⅲ Japan 来月 9 月号は、 8 月 18 日発売です。 ヤマハミュージックバブリッシング出版許諾番 号 16247 P